「カラス」かあ
言い得て妙だなぁ

書類上で「名前」はよく見るけど
仕事では「顔」を見ることはない
そんな「カラス」の話です
70歳以上お独り暮らしの女性を
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
こんな人

たぶん自分の声が好きって人は
なかなかいなくて
他人の声にあこがれますよね
中途半端な声色だし
「眠そう」って言われるし
私は自分の声が好きじゃない![]()
だから
「イチケイのカラス」に出てる
竹野内豊のような低い声にあこがれます

「イチケイ」ってのは
裁判所の第1刑事部
つまり刑事事件を裁判する部署で
「カラス」は
黒い法服をまとう
裁判官のことです
司法書士は犯罪
刑事事件に関わることはないけど
民事事件なら「民事第2部」みたいな
部署名が多い気がします![]()
刑事裁判に関わらないのと同様に
実際に裁判官と関わることも
司法書士は少ない
私が扱うことの多い
相続放棄も成年後見申立も
裁判官の顔は見えず書面に書かれた
裁判官の名前しか見えない
真っ黒で顔が見えないのも
裁判官を「カラス」って評する
理由なのかもしれませんね![]()

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このちょっと緊張している写真は
私が後見人になっていた人の相続で
東京家庭裁判所で調停をしたときのもの![]()
司法書士は弁護士のように
家庭裁判所の代理権はないけど
成年後見人は法定代理人になれるから
司法書士であっても調停に参加できます
あの相続は調停になるまでが
大変だったけど調停になったら
あっさりしていて拍子抜けしたなぁ

ただこの調停でも
「カラス」はなかなか出てこない
調停に関わってくるのは調停委員といって
裁判官でも裁判所職員でもない人です
この調停委員は「空き」が出ると
裁判所から募集が出ることがあって
私の仲のいい司法書士も
調停委員をやっています
司法書士が調停委員になるには
年齢とキャリアをクリアする必要があって
私もなろうと思えば調停委員になれるけど
自分の仕事外で悩みを聴くのは大変そう![]()
例えば相続の調停だと
調停委員が申立人、相手方の話を聴いて
妥協点を見つけて話がまとまったら
ようやく「カラス」の登場です

ただ調停に関わる裁判官は
黒い法服の「カラス」ではなく
普通にスーツを着ているから
あんまり裁判官らしくないんです
調停で「カラス」にならない理由は
調停はあくまでも話し合いでモメ事を
解決する場だから
裁判官が「カラス」姿だと
調停の当事者が緊張して
話し合いが進まないから
スーツ姿だそうです
それでも裁判所
裁判官ってだけで
メチャ緊張しますよね
緊張するなって方がムリ![]()

何らかの犯罪に巻き込まれて
「カラス」のお世話になるのは
仕方ないとして
相続であれば
キチンと準備さえしておけば
「カラス」のお世話になることはない
「カラス」に会うのを
避けたい人はご相談ください![]()
実生活で
「カラス」に会うのは避けたいけど
来週の
「イチケイのカラス」楽しみだなぁ
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