裁判所は法務局を信用しない

裁判所は
法務局を信用していない

きっとそうなんだろうな

でもそうだとすると
あの制度を作った意味なくない？

話は聞いていたけど
やっぱり通用しなかった
裁判所って法務局を信用してない？

７０歳以上お独り暮らしの女性を
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです

先生、戸籍謄本も
出していただかないと・・・

相続手続に絡んで
家庭裁判所に申立をしていて
申立に必要な戸籍謄本の代わりに

法定相続情報一覧図

法定相続情報一覧図を
家庭裁判所に提出したんです

相続にからむ今回の申立は
相続人の関係としてはとてもシンプル
だから戸籍の束を出さなくても
一覧図で足りると判断したのですが

法定相続情報一覧図ではなく
戸籍謄本を提出してください

そう家裁から要請されたので
仕方なく提出することにしますが

法定相続情報一覧図を提出すれば
戸籍の束を提出不要とされている
相続放棄や遺言書検認申立等よりも
シンプルな申立だと判断したんですけどね

相続放棄については
こんなブログを書いています

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戸籍の束を持ち歩かなくても
良いので便利です

そんな触れ込みで始まった
法定相続情報一覧図制度

たしかに金融機関の手続
相続税の申告、年金の手続などでは
便利に使えますが

同じ法務省管轄なのに
裁判所の手続では
使えないシーンが出てくる

裁判所は法務局のことを
信用していない

そう思ったりするけれど
いざ自分の立場に置き換わっても
法定相続情報一覧図よりも
戸籍の原本を見たい場合もあります

だから家裁から
戸籍謄本出せと言われたら
まあ仕方ないかなとは思うけど

でも法定相続情報一覧図
という制度作ったなら

相続全般使えるように
裁判所、法務局で
すり合わせしてほしかった

「これは使えません」って
言われて困るのは私たち利用者だから
裁判所には何とかしてほしいと思うな

法定相続情報一覧図は無料で
法務局で作ってくれるけれど
それには戸籍謄本の束をそろえて
申請書を作っていく必要があります

それなりに手間だし
今回のように法定相続情報一覧図
使えない時もあるから

一般の方は
無理に法定相続情報一覧図
作らなくても良いですので

相続そして
それに関係する家庭裁判所の手続について
いつでもご相談くださいね

それではまた！

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