オレの金をどうしたんだ!
認知症の人と接すると
よく聞くのがお金のトラブル
トラブルを防ぐため
トラブルに巻き込まれないため
どうしたらいいか?
お金を取った取られたで
悲しい気分になる人もいる
お金の管理をどうしたらいいか
ちょっと難しい問題です
70歳以上おひとり暮らしの
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
どこにやった!
昨日も一昨日も
同じ説明を繰り返している
お 金
お金はどうした
オレの金をどこやった
オレの金をよこせ
こないだ
長谷川式のテスト受けて
認知症ではないと診断受けた
「見守り契約」でサポートしてる人
それでもこないだより
言動が少しづつおかしくなってるから
認知症っぽくなっているのかな?
長谷川式スケールで有名な
長谷川さんについては
こちらのブログで
Hさんのおかげで助かった人も多かったと思うHさんのご冥福をお祈りいたします 成年後見制度ができて20年が過ぎましたが「Hさん」の功績は大きかった 70歳[…]
実際にお会いして
通帳の入出金記録と
領収書等を照らし合わせて
根気よく説明すると分かってくれる
けれどこの先は
どうなるか分からない
過去サポートした人には
毎日のように同じ説明を
何度も何度もしたことがあるから
ちょっと心配だな
あんたが盗ったんだろ!
当時は
認知症って言葉がなくて
「ボケ」たんだって思ったけど
亡くなった父方の祖母は
ボケてお金のことで騒ぐことが多く
その標的はいつも私の母だった
認知症の人の
お金のトラブルって
介護にかかわる家族の
一番大きな悩みだと思うんです
私は医師でも
認知症の専門家でもないけど
認知症になると本能的な欲が強くなり
お金に対する欲求というか
執着が強くなる気がします
同居している親や
介護が必要な年配の人の
お金のトラブルに
巻き込まれないためには
お金に触らないこと
年配の人に頼まれても
認知症っぽい人に頼まれても
その人のお金には触らないことです
銀行でお金を下ろしてきて
と言われても必ず本人を連れて行き
本人にお金を下ろさせること
本人にどーしてもと頼まれたなら
本人に銀行への
「代理人届」を出してもらう
そうでもなければ
お金に触ってはいけません
「代理人届」の例として
三井住友銀行はコチラで
ご本人さまが来店できない場合に、代理人の方が入出金を行っていただく取扱についてのページです。…
私は成年後見人になったり
「見守り契約」をすれば
人のお金も通帳も触ることはできるけど
それでも極力お金も通帳も
預からないようにしています
私がお金、通帳を預かるのは
本人が全然管理できなくなったり
認知症等が進んで
どうにもならなくなった時だけ
そして支出は銀行振り込みや
自動引き落としで
支払先の記録が残るようにしたり
現金支払いが必要な場合は
必ず領収書の管理をしていますが
そうすることで本人への説明にも
他人への説明もしっかりできますからね
「見守り契約」については
こちらのブログで
認知症と
本人のお金に関するトラブルって
完全には防ぎようがないから
繰り返しになりますが
自分の身を守るためにも
本人のお金を管理するなら
キチンと記録をつけてくださいね
他人はともかく
自分の親にお金のことを言われて
トラブルになるほど
悲しいことはないですからね
それではまた!
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