書類そろってるから
普通にできるでしょ
私たちが「普通」と思うことは
お客さんにとって「普通」ではない
だから
「普通」と考えるのは
やめよう
私の「普通」とお客さんの「普通」
どっちが「普通」か
「普通」のすり合わせが大事
70歳以上お独り暮らしの女性を
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
あとで大変なことになるから
なくても
預金の払戻しが
できますよ!
亡くなった親の預金を下ろそうと
金融機関に行ったら
相続人全員のハンコがないと言われ
お金下ろせなかったお客さん
銀行の対応に怒り心頭で
相続人への対応にも
頭を抱えていたんです
会ったこともない
話したこともない相続人たち
でも相続人全員のハンコがないと
お金が下ろせないから
そんなお客さんに
私がお勧めしたのが
相続預金の払戻し制度
以前ブログにも書いた
この制度をお勧めしたんです
依頼をうけた遺産分割協議について
相続人全員の戸籍謄本はそろえた
お客さんの実印、印鑑証明書等
必要な書類はそろってる
書類揃ってるから
窓口行けば
「普通」に手続できるから
自分で銀行行ってきてください
それらの言葉が
口から出そうになって
私はフト飲み込んだ
書類揃えて出して
銀行窓口で言われるまま
依頼書を書けばそれでお終い
私が行くまでもないと思ったけど
午前10時に〇〇銀行で
待ち合わせをしましょう
今考えたら
私のかけた「ひと手間」が
お客さんの信頼を失わなかったと思う
遺産分割協議書も
ないのに
何しに来たんですか?
そう言わんばかりの
銀行担当者の態度に
あきれ果てて
相続預金の払戻し制度
使うって言うたやん
話聞いてんのかよ
そんな言葉を
グッと飲み込んで
「遺産分割前の
相続預金の払戻し制度を
お願いします」と再度伝えたら
銀行担当者が
「遺産分割前の
相続預金の払戻し制度」を
知らなかった
慌てて資料を印刷してきて
資料と首っ引きで
つたない説明をしだした
もし私が「ひと手間」かけず
お客さんに任せていたら
自分でできるって言ったのに
できなかったじゃないか!
そう怒られていたに違いない
悪いのは
「普通のこと」を知らない
行員だけど
「普通」じゃない行員がいた
払戻し制度が
まだ「普通」じゃなかった
そんな「普通」を見誤った
私の責任でもあるから
怒られてても仕方ないと思った
私が自分の仕事で
大事だと思うことは
自分が「普通」と思うことは
果たしてお客さんにとって
「普通」なのかとか
お客さんが言う「普通」は
いやいや私にとっても
法にてらしても
「普通」じゃないよとか
それ普通か?
普通って何だろう?
って疑問に思うことが大事
これが自分の「普通」が
相手の「普通」と
思い込むようになったら
私はお終いだと思うんです
相続土地の国庫帰属制度
相続登記の義務化とか
相続について今後もまだまだ
「普通じゃない制度」が出てくる
新しい制度が出るたびに
私は「普通」のすり合わせをしながら
仕事をしていかなきゃならない
「普通」って難しいなぁ
普通と言えば
こないだ買い替える車を
見に行って驚いたんですが
昔は普通についてた
車のCD、DVDプレイヤーが
今はオプション
逆にオプションだった装備が
今は「普通」についていることに
ビックリした
何が普通で
何が普通でないのか
だんだん難しい時代になってますね
それではまた!
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