ちょっとうるさいですよ
静かにしてください
そう言ったつもりだけど
「黙ってろ」って
言ったかもなぁ
久しぶりに
むかし話を思い出しました
よく分からない関係者
そんな方がいる現場には
要注意
７０歳以上お独り暮らしの女性を
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
話してしまうなぁ
仕事柄アドバイスを
求められることはあるけど
それは依頼者に対してする
そんなことが多いけれど
同業者とか
仕事で関係ある人に
意見とか経験談を求められると
嬉しくてついついしゃべりすぎてしまう
仕事の失敗談とか成功談
相手の方も失敗談をお話されたので
私もついついつられてたくさん話したし
不用意に放った一言で
依頼者の信頼を得たことを
思い出しました
自分では丁寧に言った記憶
「あなたには関係ないので
少し静かにしてくれませんか？」
こう言ったと思うけど
「うるさいな
関係ない人は黙ってろ」
こう言ったかもしれない
でもそんな私の
一言が依頼者の信頼を得て
遺言書作成の依頼を受けたことを
思い出しました
依頼者の子どもから
「親に遺言書を書いてもらいたい」
という相談を受けて
まずその親に会いに行ったら
ひとつの部屋に
１０人ほどの人がいて
まずどの人が親なのか
私には分からなかったし
どこの誰だか分からない人が
「こんな内容にしろ」
「こういった遺言書にしろ」って
口々に言うものだから
関係ない人は黙ってろ
と
ついつい私は
口走ってしまった
後で分かったことですが
口々に勝手なことを言ってたのは
親の親戚やら子どもの配偶者の親
自分が得するような
遺言書を作らせたい
そんな思いがあるから
勝手なことを言ってて
親もそんな親族を嫌っていたところ
「うるさい」と私が
親の気持ちを代弁するように
一喝したから親に信頼してもらえた
でも初対面の人に対して
「うるさい」なんて言うべきでないし
そのときはたまたま上手くいっただけ
遺言書の案件って
本当に遺言書を作りたいと思ってる人は
ごく少数で大半の人は作りたいと思ってない
配偶者が言うから
子どもが言うから
周りが言うからしぶしぶ作る
そんな方が多い印象です
だからそんな
「しぶしぶ作らされる人」の心情を
くみ取ることができれば
その人から信頼をされる
「黙ってろ」と私が一喝した件は
外野の意見に惑わされず
私と相談を重ねながら遺言書を作り上げた
そんな記憶があります
でもやっぱり
「黙ってろ」は専門家としても
大人としても失格だったなぁ
それではまた！
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