初めて出会ってから
5年にもならないのに
突然のお別れが来た
でもこの世に別れを告げても
あちらの世で仲良くしてくれたら
私がどれだけお役に立てたか
それを自問自答するけれど
その答えを持つ人は
あちらの世界で幸せに暮らしている
70歳以上お独り暮らしの女性を
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
なりたくないんです
相続の手続きを依頼したい
そう私に告げるその人と
時間をかけて話しているうちに
こんな言葉が出てきました
夫が亡くなったことは分かった
子どももすでに亡くなっているらしい
だからその人が亡くなったら
その人の親族に頼らざるを得ないけど
その親族には頼りたくない
もしもの時にはあなたに全て任せたい
そんなご依頼も追加でいただきましたので
「見守り契約」をしたんです
「見守り契約」については
こんなブログも書いています
そんな感じで5年くらい前に
「見守り契約」をした人が
つい先日亡くなって死後のことを
進めているのですが
「親族の世話になりたくない」
そのリクエストは叶えられず
親族に見守られながら最期の時を迎えた
でも私は依頼者のリクエストを
叶えなくて良かったと思う
「見守り契約」で
葬儀から納骨まで
私はサポートをするのですが
サポートする方は
まったくのおひとり様もいれば
親族と不仲で私にサポートを
依頼する人もいる
でも親族と不仲って
一方の思い込みであることが多く
そんな思い込みを抱えたまま
亡くなるのって不幸だなと思う
亡くなってから
思いこみが解けても遅いよ
命のあるうちに仲良くなって欲しかった
私の仕事は契約に従って
手続きをすることだけだけど
手続きの中に様々な人の感情や
人生が垣間見えて興味深いし
「自分だったら」と
目の前の出来事を
自分に置き換えることもある
契約に従って
仕事をしているというより
人生の勉強をさせてもらっている
そんな感覚に陥ることがあります
献杯
昨日は
色々考えることが多くて
ちょっとメンタルも落ちていたので
あのようなブログになりましたが
人の生死に直接関わる仕事だから
私自身のメンタルを保つのが
難しいこともありますが
「見守り契約」のニーズは
年々高まっていますし
尾張地方では引き受け手が少ないので
今後も私は関わり続けます
それではまた!
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