遺言書ってものは
残ってはいないけど
私が父から聞いた教えとか
頭の中に残っている言葉がある
お盆ってこともあってか
父の言葉をフッと思い出すんです
決して遺産分けではないけど
父が私に残してくれた言葉があるんです
70歳以上おひとり暮らしの
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
いつ行く?
親戚の冠婚葬祭や
お彼岸、お盆、年末の墓参り
そういった行事を
キッチリする村瀬家に
面食らっていたパートナーだけど
お墓参りの段取りをしてくれました
(段取りありがとう)
父が亡くなって10年も過ぎて
不仲だった父への悪い思いもなくなり
私に今あるのは良い思い出と
感謝の思いだけ
そしてなぜか思い出すのは
ゼネコンで羽振りが良かった父が
連れて行ってくれた飲食店で
私にやらせたこと
その1つ目は
父は小学生の私に
自分の財布を持たせて
お店の支払いを私にさせた
算数の計算をさせるつもりだったのか
それとも高い店では飲み食いに
どれだけのお金がかかるものか
私に知らせたかったのか
それとも高い店の雰囲気とか
店員のサービスとかを
私に体感させたかったのか
今となっては父の真意は分からないけど
その2は
私にタクシー止めさせること
小学生の私が
タクシー止めようと思っても
当然乗車拒否されるし
父は何をさせたかったのかな?
タクシーを止めたら
迷惑だからするなよ
「交差点でタクシー止めるな」
父のこの言葉はなぜだかいまだに覚えていて
それ以来私は交差点でタクシー止めていない
ただ
「交差点でタクシー止めるな」が
父の忘れられない遺言ってのはナンなんで
もう一つ
父の忘れられない言葉は
「健康診断は年2回受けろ」
父は脳出血をしてから
脳の診察を中心にしていたけど
ノーマークだった肺がいつの間にか
ガンにおかされていた
キチンと
全身の健康診断さえ受けていれば
ガンを早期発見できたのに
その後悔を父は伝えたかったのでしょう
もっとも子どもができてから
毎年欠かさず私は
人間ドック受けています
1回ですけどね
「交差点でタクシー止めるな」
「健康診断は年2回受けろ」
こんな財産分けに関係のない言葉も
遺言書に書き残すことはできます
法律的に言うと「付言事項」というもので
付け足しの言葉
余分な言葉という意味ですが
遺言書に書いた遺産分けの理由とか
遺言書作った気持ちなど書くことが多く
付け足しの言葉って表現だけど
とても重要な遺言書の要素です
付言事項、結言Ⓡについては
こちらのブログで
マヨネーズのない「中華」って言葉のない「アレ」みたいに味気ない 「中華」にマヨネーズが無いようにあるべきものが無いと締まらないし不要なトラブルを招くそんな話です&nb[…]
「交差点でタクシー止めるな」
こんな付言事項は遺言書に書けるけど
遺言書を公正証書で作る場合には要注意
公正証書遺言の場合は
遺言書の内容を公証人が読み上げるから
ヘンなことを書いてあると
かなり恥ずかしいことになりますし
過去私が見た遺言書では
「恨みつらみ」
これを書き連ねたものもありました
(私は作成に関わってないです)
付言事項について
遺言書作成について
いつでもお問い合わせください
大きなものだと
JR名古屋駅
小さなものだと
名古屋の繁華街の商業ビル
父は私に遺言書は残さなかったけど
父が現場監督として建設に関わった建物が
名古屋市内にいくつもあるんです
こと仕事という意味では
司法書士の私は「形」になるものを
子どもに残せないけれど
父は建物という
「形」になるもの記憶に残るものを
私や私の子どもたちに残している
名古屋駅なり
繫華街のビルを見るたびに
私は父を思い出すんです
地図にのる仕事
記憶に残る仕事って
良いなうらやましいな
それではまた!
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