これって絶対に
司法書士の仕事じゃない
でも
司法書士の仕事じゃないことが
司法書士の仕事には重要で
重要だからこそ
疎かにできないから
目の前で
必死に語るその人を
煩わしいとは思わない
いくらでも語ってほしい
７０歳以上おひとり暮らしの
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
たくさん話してくれたな
私の仕事は
相続手続や遺言書作成
その他、見守り契約など
でも、書類が集まりました
書類ができました
ササっと手続すすめますよ！
なんて進むわけじゃない
司法書士が物珍しいのか
質問攻めをする人もいるし
一緒に楽しい話をすることもある
先日もゆうちょ銀行で
長々と待たされた時に
お互いの身の上話をしたりした
その時に
私の使ってる実印の話もしたな
私の実印ってこんな経緯で
作られたんですよ
ただ人によっては
切々と自分の身の上話とか
半生を語られる人もいて
むかし借金が膨らんだ方の
自己破産の手続きを扱っていたときは
そういった身の上話を聞いて
申立書に反映させたいたこともあったけど
いま扱っている相続手続では
そういった身の上話を活かすことは
ほぼありません
ハッキリ言って無用な話
でもそんな無用な話でも
私はその方が語られることは
毎回しっかり聞いています
人って
そんなに簡単に心を開かない
赤の他人の司法書士ならなおさらだ
でもそんな赤の他人に対して
切々と語りたいのには
きっとそれなりの理由があって
私のことを信頼してくれた
もしくは周りに誰も
話を聞いてくれる人がいない
などなど
過去の武勇伝とか生い立ち
苦労してきたこと
成し遂げた成果、愚痴、不満
なかなか聞いているのも
大変だし、きっと他の同業者なら
さっさと話を遮って本題に移るでしょう
でも
人が一生懸命話すことって
その人を表す大事なワードがあって
それを上手く拾えれば
今後の仕事に活かせるでしょうし
その人に関わる
将来的な提案もできるかもしれない
だから私は
いっけん無用に思える話でも
その方が一生懸命語る話には
耳を傾けます
あなたのお話
私に聴かせて下さい
それではまた！
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