あ、やっぱり
この人の子どもなんだな
人は欠損に恋をして
短所で愛される
私にとって救いになる言葉について
７０歳以上お独り暮らしの女性を
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
短所で愛される
私は決めるのが早い
簡単なとこだと
レストランで何を食べるか
どこに行くか何をするかを
決めるのも早いと思う
自分がそんな調子だから
家族にも早い決断を求めて
なかなか決断できないから
イライラしてしまう
先日パートナーとした
日帰り旅行も当日まで
行きたい所を決められない
パートナーにイライラしたなぁ
やっぱり
この人の子どもだわ
私の決断の早さは
母親ゆずりだなぁと思うことが
多々あって
例えば
父親が亡くなって葬儀を終えるまで
母親と二人で葬儀のプランから全て
サクサクと決めていった
ただあまり決断を急がせると
パートナーの怒りを買うこともあるし
依頼者にお叱りをいただくこともあるから
「ほどほど」も大事ですけどね
遅くて怒られたことはないけど早くて怒られたことは結構ある まごまごしてて手遅れになるより早め早めで余裕をもって対処する遅いより早くて怒られたいという話 ７０[…]
また
この人の子だ
って納得するような
エピソードを母親から聞いて
おかしかったり反省するやら
呆れるやら退屈しなかった
名古屋から引っ越してきて
岩倉で父方の祖母と同居を始めて以来
上手くいかない嫁姑の関係
それが解消しないのに
追い打ちをかけるように始まった
祖母の介護
そんなとき
介護に関わる家族向けに
茶話会が行われて
私の母は
介護の悩みを聴いてもらって
少しでも気持ちを楽にしたかった
それなのに当たり障りのない話と
上っ面だけの話だけが飛び交う茶話会に
母親はキレたらしい
何の意味があるんですか！
爆笑
私自身
空気を読まず
「暴言」を放つことがあるから
この人の子だ
っておかしくなったんです
もっとも当時は介護保険制度もなく
介護者の負担を軽減する仕組みがない
暴言を吐くぐらい母は先の見えない介護に
追い込まれていた
少しでも自分の悩みが軽くなればと
藁をもすがる気持ちで
茶話会に参加したのに
意味のない集まりでキレた
そんな状況なら
キレても仕方ないよね
何の意味があるの？
私も母も
はっきり物を言うから
人から敬遠されたりで
あまり親しい人がいません
その茶話会以降現在に至っても
母はボランティア活動で
ビシビシ物を言うし
私は私で同じように
どこであろうと構わず
意見をしているし
言ってみれば
「はっきり物を言う」って
短所とかもしかしたら欠点なのかも
しれません
（西原理恵子著「ダーリンは７０歳」
こんな自分の欠点や短所に
少し悩んだ時期もあるんですが
上のマンガ
漫画家「西原理恵子」さんが
お付き合いしている高須クリニックの
高須院長の言葉
この言葉だったり
短所で愛される
という言葉に触れて以来
欠損、欠点はそのままでいい
短所は愛されポイントじゃん
そう思うようになった
（「短所で愛される」はこの本で）
無理に自分の欠点を直そうとしたり
短所を伸ばそうとしなくてもいい
ありのままの自分を認めてあげて
愛してあげればいい
万人に好かれる必要はないし
自分を好きになってくれる人と
仲良くすればいい
そう思ったら
なんだかとてもスッキリしたんです
だから母の「暴言」は
何だか自分がした事みたいで
笑えるし
普段出会う欠点、短所を抱えた人と
楽しく付き合っている分
欠点、短所を隠している人には
なんだか物足りなさを感じるんです
せっかくの「愛されポイント」を
隠してもったいない
オープンにすれば愛されるのにな
って
人に嫌われるのが怖いから
欠点、短所を隠していて
それで自分が苦しいのなら
早いとこ欠点短所を
オープンにして
嫌われた方が楽なのに
そして、それでも
あなたを愛してくれる人を
探せばいいよ
こんな風に考えてる私は
やっぱり欠点、短所だらけなんだろうなぁ
それではまた！
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