自分が死んだら
スマホは
すぐに廃棄してほしい
そんな遺言書は有効か
なんだか今っぽい
スマホは秘密の宝庫
自分が亡くなったら開かず
そのまま廃棄してほしい
そんな遺言書は有効か？
７０歳以上おひとり暮らしの
「見守り契約」で元気なときから
もしもの時までサポートする
司法書士村瀬なおひとです
直ちに廃棄してほしい
亡くなった親の遺言書に
そんな文言があったらどうしますか？
今やスマホは生活必需品だし
ヒミツの宝庫。家族とは言え
スマホの中を見て
良いことなんてひとつもない
私自身も
そんな遺言書を残すかはさておき
自分のスマホの中は家族には
見られたくありません
きっと
誰だってそうですよね？
以前にも書きましたが
効力が生じるかはさておき
遺言書は何を書いても良いです
この
「スマホのロック解除せず
すぐに廃棄してほしい」も
もちろん書いても良いのですが
「～しないでほしい」は
遺言者の希望であり法的な拘束力はないし
心理的な拘束力しかないので
ロック解除しちゃえ、で解除しても
何らの罰則が科せられはしません
でも、きっと
何も良いことはないと思いますよ
見られたくないから
スマホ廃棄してほしいという
遺言書作りたい
もし私が
そんなご依頼を受けたら
こんな提案をいたします
ネットで管理している
資産的なものありませんか？
それをご家族に分かるようにしましょう
紙の通帳ではなく
金融機関との取引を
スマホで管理してる
そんな人は多いし
そんな人が多いからこそ
ご家族もスマホの中を見たがる
（もちろんそれ以外の理由で
見たいかもですが）
とても手間がかかるから
スマホで管理してる金融機関の情報を
ノートにまとめておく
それは
エンディングノートでも良いし
普通のノートでも良い
取引金融機関を一覧にしておく
そうすれば家族も安心だし
依頼者のスマホ内の情報も
守られます
いちお念のため
遺言書で遺言執行者を指定しておけば
遺言書の説明を頼めるし
相続人の同意を得てスマホ廃棄も頼めます
だから
スマホの中身を
家族に見られたくないなら
遺言書＋遺言執行者
＋エンディングノート
この３点で
あなたのスマホの中の
重要機密は守られます
でも一番良いのは
本当に見られたくない情報は
スマホの中に残さないことですからね
それではまた！
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