自分が買ったことないものは
人に売れないから
昔はやたらと
役所が怖かった記憶があります
最初の運転免許更新で
地元の警察署に行ったとき
やたらと女性警察官が横柄で怖かったし
たった3ヶ月ですが
司法書士事務所の事務員として働いた時も
やたらと法務局の職員が怖かった
登記申請は午後3時までに
なんて法務局の受付に書かれていたし
なにか書類に不備があろうものなら
とても厳しく怒られた
私が知識も何もない
一般の人と変わらない
いち事務員だったから
あんな扱いだったんだろうな
ちなみにその司法書士事務所は
3ヶ月でクビになり
それはまあショックでしたが
自分は人に雇われるのに向いていないと
気づいた瞬間でもありました
今は免許更新のところに
横柄な警察官はいなくて
とても親切だし
私が怖かった法務局も
どんなにくだらないミスをしても
怒られることなく職員さんが
対応してくれます
私自身もいち事務員から
司法書士という資格を持ったプロなので
職員の方が怒るなんてことはないのかも
職員の方がプロの私を
信頼してくださっているので
私もプロとしてその信頼に応えたい
応えたいと思っていて
くだらないミスを出してしまうと
数日落ち込みます
私は法務局のことを
とても信頼しているけど
一般の人はどう思っているんだろう
7月10日から始まる
遺言保管制度について
昨日の朝日新聞で記事にされていて
法務局に期待する人も多いと思うけど
【手書きの遺言で「争族」減へ
7月から法務局で保管可能】
https://www.asahi.com/articles/ASN6W7GNVN6LULFA024.html
法務局って何するところか
知ってる人って少ないと思う
会社経営してる人なら
法務局で自社の登記簿謄本とること
あるでしょうけど
それ以外の方には法務局は縁遠い役所
不動産業とか銀行とかそれこそ
司法書士はよく使う役所だけどね
役所でやることには
「お墨付き」がもらえるんだろう
この遺言書保管制度も
遺言書を保管して法務局が
お墨付きを与える制度って
誤解をされていてもおかしくない
現に上で引用した
Yahoo!ニュースもタイトルも
【手書きの遺言で「争族」減へ
7月から法務局で保管可能】
「争族」つまり
相続で家族が争いになること
これが手書きの遺言書で
防げるみたいに読めます
いままで遺言書に
少しは興味あったけどって人が
新しい制度に興味を持つのはいいことだけど
新しい制度は便利、安心が先行して
デメリットが伝わりにくいと思う
法務局がするのは
遺言書の「形式」をチェックして
ただ保管するだけ
法務局は
遺言書の「内容」の相談
チェックはしないから
「内容」にお墨付きは与えない
法務局が遺言書を保管してくれたから
将来の相続争いが防げる
ひと安心なんてことはありません
なので、この新しい制度
遺言保管制度を使いたい方は
専門家のチェックを受けた遺言書を
保管してもらうようにしてください
・・・と言うものの
ただ私がこんなことを言っていても
説得力がないから
遺言保管制度を
使ってみます
私自身が遺言書を作って
この遺言保管制度を使ってみます
そうすれば
私の説明に説得力が出るし
お客さんにも伝えやすいから
また
自分が買ったことないものは
人に売れないから
人に売ろうとするものがあるなら
まず自分がそれを買ってみる
その商品サービスを体験すれば
良いところも悪いことも分かるからね
それではまた!
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